プリアクエリのわがまま日記

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安堂ロイド日本SF対象候補エントリーに思う

昨日ネットを眺めて知ったのですが、第35回日本SF大賞について今ちょっと騒動になっているそうです。


去年放送された木村拓哉さん主演のドラマ「安堂ロイド」。この作品の熱烈なファンの方々がSF大賞に大量にエントリーさせているのだとか。


気になって日本SF大賞のホームページを見たのですが、ここで言う「エントリー」とは一般からの「推薦」であり、集まった作品の中から日本SFクラブ会員が5作品程度を選考し、そこからさらに選考委員会による選考が行われるとのこと。

 

要は一人が「安堂ロイド」をエントリーさせればその時点で選考の対象に入っていたのであり、複数の人が大量にエントリーさせる必要はないそうです。


エントリーさせた方々はおそらく人気投票のようなものだと誤解してしまったのではないでしょうか。日本SF大賞が一般からエントリーを募る方針にしたのは昨年からだそうで、告知の仕方など、不備はあったのかもしれません。

 

ただ、ドラマファンの方も間違いを指摘されたらまずは謝罪して反省したほうが良かったと思いました。その上でなおドラマのエントリーを続けようと呼びかける人もいるようで、これはちょっと落ち着いた方がいい。

 

木村拓哉さんは言わずと知れた国民的アイドル。ただ、有名人にはよくあることですが全ての国民が彼に良い感情を持っているわけではありません。

 

そんな中で彼が好きだから!いい作品だから!と盲目的になったままでこのようなふるまいを続けたら、最終的に傷つくのは木村さんではないでしょうか?


ただ、SFファンの方もドラマの出来を揶揄して大賞にふさわしくないと言い放つ人も少なくなく、これはこれでどうかと思います。

 

「出来がいい、悪い」を判断するのは個人の主観でしかなく、賞にふさわしいのかを判断するのは委員会で会ってファンではないのです。ドラマファンもSFファンも、もう少し冷静に考えてほしいと思います。